理想の先輩は成長の源

「憧れる」だけで終わらせないために…

先輩の指導やアドバイスから学べること

看護師としてのキャリアをスタートさせた人にとって、先輩からの指導やアドバイスは非常に重要です。
もはや先輩の声は、成功への近道といっても過言ではありません。
なぜかというと、先輩の言葉は、実務経験に裏打ちされた実用的なアドバイスだからです。
経験した側から語られる失敗談や対策を把握することは、大きな助けになります。
それらを肝に銘じることで、スムーズなスタートを切れるでしょう。
先輩からの手厚いサポートがあれば、新人は自身のスキルと判断力を高めると同時に、自信を養うこともできるようになります。
そんな先輩の指導を通して特に学びたいのが、医療ミスやリスクの低減です。
医療において、患者の安全を確保することは最優先事項です。
先輩が注意点として挙げるポイントは、しっかりメモをして覚えておきましょう。
いずれスペシャリストやリーダーの役割に就きたいと考えている方は、実際にその職務をこなしている先輩の姿を参考にすることが大事です。
こうした先輩の行動や思考を真似することは、必要なスキルの習得に役立ちます。
さらに、できるだけ意識したいのが、先輩との交流です。
積極的に質問をしたり、日常的に声掛けをしたりして、できるかぎりコミュニケーションを取りましょう。
これは、チームプレイの向上にもつながり、患者のケアにプラスな影響を与えます。
先輩と一言にいっても、さまざまな人がいます。
その中でも、特に信用できる人を見つけて、自発的に交流するように心がけることが大事です。

憧れの先輩はあなたを成長させる!

「憧れる」とは『広辞苑』によると「思いを寄せる」「理想とする」という意味があります。
ここでは「理想とする」という意味で話したいと思います。
どの職種においても憧れの先輩、つまり理想とする先輩は何人かはいるのではないでしょうか。
それは同性・異性にかかわらず、自分がこうなりたいと思う人だったりしますよね。
例えば、仕事をテキパキとこなす人だったり、後輩の面倒見がいい人であったり、誰に対しても優思いやりのある人であったりと様々あると思います。
そういった人のいいところを見て、憧れるというのは自分がそういった人になりたいという向上心からきていると言えます。
向上心があるということは、自分がまだ成長できるという証明であり、まだ成長過程の中にいるということなのです。
ですから、憧れの先輩を持つということは自分を成長させる良いチャンスだと言えるでしょう。
看護師においても、同じです。
看護師は医学的な知識や看護技術の他に、対人関係を円滑にするコミュニケーション技術も大切な技術の一つです。
どんなに高い理想があっても、頭の中だけで思い絵描くだけでは、現実で体が動きません。
しかし、近くに理想とする人がいれば、理想が形となって前にあるのだからその人を観察し、真似ることで理想に近づいて行くことができやすいのです。
つまり、憧れの先輩という存在は、自分を自分の思い描く理想像に成長させるのに、最も優れたツールだと言えるのです。
また、憧れの先輩の表面だけを真似て終わるのではなく、しっかりと自分の成長につなげるために、とても参考になる情報を見つけたのでお教えしたいと思います。◇http://akogare-nurse.com